ウェブ解析士試験の難易度は、Webマーケティング資格のなかでは比較的やさしい部類です。
公式テキストの持ち込みが可能で、直近の月間合格率は9割を超えています。
ただし2026年1月から試験形式が「60分・60問」に変更され、時間配分がシビアになりました。
この記事では、合格率の推移・必要な勉強時間・新形式での対策を、ウェブ解析士協会(WACA)の公式情報をもとに解説します。
※本記事は2026年7月時点の公式情報にもとづいています。
関連記事:ウェブ解析士は独学でOK?2ヶ月で受かった勉強法と必要時間
結論:難易度は高くないと言われているが人による。2026年から形式が変わった
先に結論をお伝えします。
- 合格率:2026年4月時点で約96%(協会公表値)
- 試験形式:2026年1月から60分・60問・四択(テキスト持ち込み可)
- 勉強時間:業界経験者で15〜40時間、未経験者で40〜60時間が目安
- 受験資格:なし(年齢・学歴・職歴の制限なし)
「難しい資格」ではありません。ですが「準備なしで受かる資格」でもありません。この差がどこから生まれるのかを、以下で具体的に見ていきます。
ウェブ解析士試験の難易度
ウェブ解析士試験は、Webマーケティングの入門レベルの資格として位置づけられています。
入門レベルだが油断は禁物
ウェブ解析士は、デジタルマーケティングの基礎を学ぶ入門レベルの資格です。公式テキスト持ち込み可という特徴があるため、難易度は比較的高くないとされています。
私はあえて、「みんなが取っていないもので実務に活かせるもの」を取ろうと思いこのウェブ解析士を見付けて取ろうと決めました。
元々ブログをしていたのでウェブの知識はあるものだと思ってはいて、でも解析や読み解く、数字で話すのは得意ではないのでいつも感覚でいくところがあるな、、と思っていたんです。
あみりえですが、入門レベルとはいえウェブ解析士のテキストって400ページ超ありました。。。そして、字が小さい…………
カフェでも読んで、寝る前もベッドの上で読んで。
頭に入らない時は声に出し、手を動かすといいと聞きマーカーを引いたりノートに書いて。
結局、8月10日にテキストを購入してから受験日が10月2日だったので、2ヶ月弱で受かったという感じです。
すでにAI問題も、GA4の実技もありました。(内容は伏せますね)
何にも知らない畑違いからの受験となるとちょっとしっかり勉強しないと私だったら合格は難しかったと思えます。


2026年1月からの試験形式変更
2026年1月から、ウェブ解析士認定試験の形式が変更されました。公式テキストなどの持ち込みが可能な点は変わりませんが、時間と問題数が大きく変わっています。
| 項目 | 2025年度まで | 2026年1月〜 |
|---|---|---|
| 試験時間 | 90分 | 60分 |
| 問題数 | 50問 | 60問 |
| 1問あたり | 約1分48秒 | 約1分 |
| 出題区分 | 基礎問題・応用問題 | 区分なし |
| 解答形式 | 四択 | 四択 |
| テキスト持ち込み | 可 | 可 |
試験時間が短縮され、問題数が増加したことで、以前よりも時間配分がシビアになりました。あわせて「基礎問題」「応用問題」の区分がなくなり、各章からランダムに出題される形式になっています。
公式テキストはPDFなのでキーワードや目次から検索できますが、限られた時間内で効率的に参照する必要があります。どこに何が書いてあったのか?が記憶の中で一発で分かるくらいにはしておいたほうがいいですよ。問題もそのまま出ないと思います。



私が受験したのは旧形式(90分50問)でしたが、それでも1問2分を切るペースで解かないと間に合わなかったです。しかも、、迷う感じもあるので実際難しいと思いました。新形式は1問1分なので、旧形式よりさらに速さが要ります。
2026年版はテキスト構成も変わっている
試験形式だけでなく、出題のベースになる公式テキストも改訂されています。『ウェブ解析士認定試験 公式テキスト2026(第17版)』では、生成AI関連を含む最新動向を反映し、構成が全9章から全8章に変更されました。
- 第1章:ウェブ解析と基本的な指標
- 第2章:事業戦略とマーケティング解析
- 第3章:デジタル化戦略と計画立案
- 第4章:ウェブ解析の設計
- 第5章:インプレッションの解析
- 第6章:エンゲージメントと間接効果
- 第7章:オウンドメディアの解析と改善
- 第8章:ウェブ解析士のレポーティング
2025年版にあった「マーケティングにおける生成AIの活用」という独立章はなくなり、生成AIの内容が各章に統合された形です。つまり「AIは最後の章だけ」ではなくなったので、どの章から出てもおかしくありません。
公式問題集も2026年版が2026年2月5日に発売されており、232ページ構成です(2025年版までとページ数が異なります)。
持ち込み可能でも準備が重要
公式テキストを持ち込めるからといって、何も準備せずに臨むのは絶対に危険です。試験中にテキストのどこに何が書いてあるかを探す時間は限られています。
事前に公式テキストの構成を把握し、付箋やマーカーを活用して、重要な箇所をすぐに見つけられるようにしておくことが重要です。



私はテキストを全部印刷してホチキスで何部かに分けてとめ、何度も読みました。苦手で忘れちゃうところは付箋して、それでもダメだったら単語帳に書いてシッカリ叩き込んだ感じです。
合格率の推移
ウェブ解析士試験の合格率は、2023年度を境に大きく上がっています。
合格率データ(協会公表値)
| 時期 | 合格率 |
|---|---|
| 2022年度以前 | 約50%前後 |
| 2024年度(年間平均) | 85% |
| 2025年1月期 | 89% |
| 2025年3月期 | 80% |
| 2025年4月期 | 93% |
| 2025年6月期 | 91% |
| 2026年4月期 | 約96% |
かつて「合格率50%前後」と言われていたのは2022年度以前の話で、現在の水準とはまったく違います。ネット上には古い数字がそのまま残っている記事も多いので、受験を検討する際は必ず年度を確認してください。
なぜ2023年以降に合格率が上がったのか
合格率が急上昇した理由は、主に2つあります。
- 2023年度からレポート提出課題が廃止された:以前はGoogleアナリティクスを使ったレポート提出が必要でしたが、求められる品質が上級ウェブ解析士レベルに達していたため廃止されました
- 2023年に試験時間が延長された:持ち込み可の試験で時間に余裕ができたため、調べながら解答できるようになりました
つまり合格率の上昇は「問題がやさしくなったから」ではなく、試験の運用ルールが変わったからです。ここを混同すると対策を誤ります。
2026年の新形式で合格率は下がったのか
「試験時間が短くなったから難化するのでは」という予想が多く出ていましたが、2026年4月時点の月間合格率は約96%と、むしろ高水準を維持しています。
ただし注意点があります。合格率が高いのは認定講座の受講者が母数に多く含まれているためという背景も指摘されています。独学で臨む場合は、この数字をそのまま自分の合格確率と考えないほうが安全です。
また、月ごとの変動もあります。年度末の3月やカリキュラム改訂前の12月は「今年度中に取っておきたい」という駆け込み受験が増えるため、合格率が下がる傾向にあります(2025年3月は80%)。
合格基準
合格ラインの具体的な点数は、ウェブ解析士協会から公式には公表されていません。一般に「7割程度」と言われていますが、これは受験者の体感や非公式情報にもとづく推測です。公式に確認できるのは「合否は試験終了直後に判定される」という点です。



システムに入力していくスタイルで、最後にボタンを押すとそこですぐに合否が分かりましたよ。
上級ウェブ解析士・マスターの難易度
ウェブ解析士の上位資格についても、難易度を見ていきましょう。
上級ウェブ解析士の難易度
上級ウェブ解析士は、ウェブ解析士よりも合格率が高い傾向にあります。ただしこれは「試験がやさしい」という意味ではありません。以下の構造的な理由があります。
- ウェブ解析士資格保有者しか受講できない(すでに基礎知識がある)
- 受講費が88,000円(税込)と高額で、高いモチベーションの受講者が多い
- 講座受講が必須で、講師のサポートが手厚い
最大の難関は修了レポートです。実際のWebサイトやビジネスケースを対象に、データ分析からKPI設計、改善提案までを一貫して行うことが求められます。提出期限が講座受講から短期間で設定されるため、多くの受講者が苦労する部分です。
私も時間を見付けて取得したいと思っているんです。
ウェブ解析士マスターの難易度
ウェブ解析士マスターは最上位の資格で、ウェブ解析士・上級ウェブ解析士の講座を開くことができる講師レベルの資格です。受験者数自体が少なく、3資格のなかで最も難易度が高い位置づけになっています。
審査は「マクロ解析」と「ミクロ解析」の2つで構成されます。マクロ解析ではウェブ解析士協会をクライアント企業と想定した提案レポートを、ミクロ解析では協会サイト閲覧ユーザーの行動履歴分析と提案を作成し、いずれも先輩マスターが採点します。
なお2026年から、マクロ解析とミクロ解析は「ウェブ解析士マスター講座」として1つのコースに統合されました。新規受講生はマクロのみ・ミクロのみといった分割受講ができません。過去の情報を参照する際は注意してください。
合格に必要な勉強時間
必要な勉強時間は、Web業界の経験有無と、認定講座を受講するかどうかで変わります。
条件別の勉強時間の目安
| 条件 | 勉強時間の目安 |
|---|---|
| ウェブ業界経験者 × 講座受講 | 15〜30時間 |
| ウェブ業界経験者 × 独学 | 20〜40時間 |
| ウェブ業界未経験者 × 講座受講 | 40〜60時間 |
| ウェブ業界未経験者 × 独学 | 60時間以上(余裕をみて90時間) |
期間の目安は、ウェブ業界経験者で1〜1.5ヶ月、未経験者で2〜4ヶ月です。



私はもっと時間が掛かったように思います。読んで頭にすぐ入る人ばかりじゃないですし!!毎日テキストを読めない時もありました。数日空いちゃうとかもザラで、まとめて読んでいた日もありました。最初にテキストをざっと見て、分からない章を重点的に読んだり、私はタブレットで検索しながら理解しては次へ進む、ということもしていました。勉強には余裕を持って時間を使ったほうが絶対いいですよ。
受験時期にも注意
ウェブ解析士のカリキュラム(テキスト・問題集・試験)は毎年1月に改訂されます。12月ギリギリに受験して不合格になると、翌年は新カリキュラムで勉強し直しになるため、余裕をもって11月までに受験を終えるスケジュールが安全です。
試験の難易度を下げるポイント
ウェブ解析士試験を効率的に攻略するためのポイントを紹介します。
公式テキストの活用術
試験中もテキストは参照できますが、時間は限られています。以下の準備をしておきましょう。
- 付箋の活用:重要な箇所に付箋を貼っておく
- 目次の活用:目次をマスターし、どの章に何が書いてあるか把握する
- PDF検索の活用:キーワードで検索できるよう、重要用語を頭に入れておく



試験中に、この問題が問題集の第何章の問題か、がパッと出るまでになっておくと、すぐに類似問題が探せて、回答に結びつきやすいという合格者の声もあります。私もこれでした!
公式問題集の繰り返し学習
公式問題集は、試験対策として非常に有効です。出題される問題のレベルは、ウェブ解析士協会の公式問題集と同水準とされています。
類似の問題が掲載されているので、繰り返し勉強すると良いです。問題集もテキストも毎年1月に改訂されるので、絶対に受験する年の最新版を購入してくださいね。2026年版問題集には、スマホで解けるWebアプリ問題集と公式講座の割引クーポンが読者特典として付いています。
GA4の実際の操作に慣れておく
試験を申し込むと、ウェブ解析士協会サイトのGoogleアナリティクス4(GA4)の閲覧権限がもらえます。



すでにアナリティクスアカウントも持っているんだったら、そのアドレスを指定すれば自分のアカウントに増えますよ。
実際、試験中にこのGoogleアナリティクスにログインして、実際のデータを確認し、正解を導く、という問題も出ます。このような問題は公式問題集には載っていないので、Googleアナリティクスにログインして、ちゃんと見ておいてください。絶対に使えるようにしておいたほうがいいです!!解いてみて思いました!
GA4、Googleタグマネージャー、生成AIツールあたりは実際のものを触っておいた方が良いです。2026年版テキストは生成AI関連の内容が全章に統合されているため、AIを活用した課題解決の設問は今後さらに出やすくなると考えられます。
認定講座の受講(任意です)
ウェブ解析士認定講座の受講は任意ですが、以下のメリットがあります。
- 体系的な学習が可能
- 試験のポイントを効率的に押さえられる
- 練習問題がたくさん用意されている
- 質問できる環境がある(これ大きい!)
- モチベーション維持がしやすい
- Webマーケティングのプロから現場の知恵と経験を得られる
講座費用は11,000円(税込)です。どうしたらいいかわからない初心者の方や、ちょっとハードル高そうだけど上級を目指すという方は受講をおすすめします。
時間配分の基本(2026年新形式)
2026年からは60分60問なので、1問あたり1分しか使えません。推奨される時間配分は以下の通りです。
- 前半30問:25分(テキストを引かず即答できる問題を先に処理)
- 後半30問:25分
- 見直し・保留問題の処理:10分
迷った問題はマークしておき、後から見直して解くように私はしていましたよ。新形式では「テキストを引く問題」を何問まで許容するかを決めておくことが、旧形式以上に重要になります。
実務経験がない場合の難易度
Webマーケティングの実務経験がない場合でも、ウェブ解析士試験に合格することは可能です。
未経験でも合格可能
ウェブ解析士には受験資格がなく、年齢・学歴・職歴などの制限は設けられていません。Webマーケティング未経験でも合格可能な試験です。
用語理解に時間がかかる可能性
ただし、Web業界の実務経験が乏しくGoogleアナリティクスの使い方もあまりわからない場合は、用語の理解に時間がかかる可能性があります。
その場合は、公式テキストをしっかり読み込み、公式問題集で反復練習することが重要です。



わからない言葉はいちいちタブレットで検索したり、ChatGPTで「意味だけをカンタンに答えて」と指示して繰り返し勉強しました。それでも分からなかったら「例題を作って!」もやっていました。
講座受講で理解度が深まる
実務経験がない方こそ、認定講座の受講をおすすめします。テキストの理解が深まった、同じ受講生とのつながりができた、といった感想が多く寄せられているようですよ。
講師の実務経験などを伺える機会でもあるので、初心者の方や上級を目指す方は受講をおすすめいたします。
よくある質問
ウェブ解析士の難易度はどれくらいですか?
Webマーケティング系の民間資格のなかでは、やさしい部類です。公式テキストの持ち込みが可能で、2026年4月時点の月間合格率は約96%です。ただし受験者に認定講座受講者が多く含まれるため、独学の場合は相応の準備が必要です。
ウェブ解析士の試験時間と問題数を教えてください
2026年1月からは、試験時間60分・出題数60問・四択形式です。パソコンを使った試験で、問題は各章ごとにランダムに出題されます。2025年度までは90分50問でした。
未経験でもウェブ解析士に合格できますか?
可能です。受験資格に制限はありません。ウェブ業界未経験者の場合、認定講座を受講して40〜60時間、独学ならそれ以上の学習時間を確保すると安心です。期間は2〜4ヶ月を見ておきましょう。
不合格になったら再受験できますか?
できます。年内(12月末日まで)であれば再受験が可能で、費用は12,100円(税込)です。申込フォームで必ず「再受験」を選択する必要があります。
いつ受験するのがおすすめですか?
カリキュラムが毎年1月に改訂されるため、11月までに受験を終えるのがおすすめです。12月に不合格になると、翌年は新テキストで勉強し直しになります。
まとめ
ウェブ解析士試験は、Webマーケティングの入門レベルの資格です。かつて言われていた「合格率50%前後」は2022年度以前の話で、2023年度のレポート課題廃止以降は8〜9割台で推移しています。
2026年1月から試験時間が60分・60問に変更され、1問あたり1分という配分になりました。ただし2026年4月時点の合格率は約96%で、形式変更による難化は現時点で数字に表れていません。
公式テキストの持ち込みが可能ですが、事前の準備が重要です。公式テキストと公式問題集は必ず受験する年の最新版をそろえ、GA4の操作にも慣れておくことで、合格の可能性を高められます。未経験の方は40〜60時間、期間にして2〜4ヶ月の余裕をもったスケジュールで試験に臨みましょう。
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