ウェブ解析士の認定講座は、受けても受けなくても資格は取れます。試験だけで合格できる制度なので、講座は必須ではありません。
ではなぜ、多くの人が11,000円を払ってまで講座を検討するのか。理由はシンプルで、「落ちるのが怖いから」です。独学で受かった人の声がある一方、検索すれば落ちた人の体験談も出てきます。そうなると、確実に受かる方法を探したくなりますよね。
この記事では、認定講座が必要な人・不要な人の判断基準を、独学で合格した私の視点も交えて整理します。読み終わるころには、自分が講座を受けるべきかどうか、はっきり決められるはずです。
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ウェブ解析士の認定講座とは(受けなくても資格は取れる)
まず前提を整理します。ここを誤解している人がとても多いです。
ウェブ解析士認定講座は、公式テキストの内容を講師が解説してくれる任意の講座です。費用は11,000円(税込)。受講したからといって試験が免除されるわけではなく、講座を受けても、受けなくても、最終的には同じ認定試験に合格する必要があります。
つまり講座は「合格を保証するもの」ではなく、「合格までの道のりを助けるもの」という位置づけです。ここを押さえておくと、必要かどうかの判断がしやすくなります。
| 独学で受ける | 講座を受けて受ける | |
|---|---|---|
| 受講の有無 | なし | あり(任意) |
| 講座費用 | 0円 | 11,000円(税込) |
| 試験 | 必要 | 必要(免除されない) |
| 質問できる相手 | 基本いない | 講師に質問できる |
※上記は2026年度時点の内容です。2027年度からの変更点は記事の後半で触れます。
認定講座が「不要」な人
先に、講座がいらない人からお伝えします。以下に当てはまるなら、無理に受けなくても大丈夫です。
- Webマーケや広告運用の実務経験がある人
- GA4やアクセス解析を、普段からある程度触っている人
- テキストと問題集を自分で読み進められる人
- 費用をできるだけ抑えたい人
私自身がこのタイプで、講座は受けずに独学で合格しました。もともとブログやアフィリエイトでWebに触れていたので、テキストを読めば理解できる部分が多かったんです。
すでに土台がある人にとっては、講座で解説される内容の多くが「知っていること」になります。その場合、11,000円は必ずしも必要ありません。自力で読み進められる自信があるなら、独学で十分です。
独学での具体的な進め方は、私の合格スケジュールをまとめた記事で詳しく書いています。あわせて読んでみてください。
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認定講座が「必要」な人
一方で、講座を受けたほうがいい人もはっきりいます。冒頭でお伝えした「落ちるのが怖い」という不安が強いなら、以下を確認してみてください。
Web業界が未経験、または経験が浅い人
テキストを開いて、用語の時点でつまずきそうだと感じるなら、講座の価値は高いです。独学だと、わからない用語を1つずつ調べながら進むことになり、想像以上に時間を取られます。講師が要点を解説してくれるぶん、理解までの時間を大きく短縮できます。
質問できる相手がいないと不安な人
独学の一番のネックは、つまずいたときに聞ける相手がいないことです。講座なら、疑問をその場で講師に質問できます。「これで合っているのか」を確認しながら進められる安心感は、独学にはないものです。
一人だと勉強が続かない人
「テキストを買ったのに、気づけば数週間放置していた」という経験がある人は要注意です。講座には日程があるので、強制的に学習のペースが作られます。モチベーションを自分で保つのが苦手なら、その仕組みにお金を払う価値は十分にあります。
確実性を優先したい人
そして、これが冒頭の「怖い」に直結する部分です。一度落ちて再受験すると、再試験に12,100円かかります。つまり独学で挑んで落ちた場合、結果的に講座代を超える出費になることもあるわけです。
「一発で確実に受かりたい」「落ちるリスクをできるだけ減らしたい」という人にとって、講座は心の保険になります。講座を受けて損になることは、まずありません。受かるための知識が体系的に手に入り、そのまま実務でも使えるからです。
ここまで読んで「自分は講座を受けたほうがよさそうだ」と感じたなら、それがあなたの正解ですね。
ウェブ解析士認定講座から確認できます。
費用対効果で考える:11,000円をどう見るか
実務でWebに関わっている人ほど、ここは冷静に損得で判断すると思います。私も、11,000円という金額そのものより「その支出が何を生むか」で考えるべきだと思っています。
ポイントは3つです。
- 時間対効果:独学で用語調べに何時間も溶かすなら、その時間を講座で買うほうが合理的なことがある
- 失敗リスクの低減:再受験の12,100円を考えると、確実に受かる手段としての講座は割に合う
- 知識の実務転用:講座で得た体系的な理解は、資格取得後の仕事でそのまま使える
逆に、時間に余裕があり、自力で読み進められて、費用を抑えたいなら独学。この判断軸で考えれば、自分にとっての正解はおのずと見えてきます。
2027年度からは「講座か独学か」を選べなくなる可能性
最後に、これから受ける人が知っておくべき重要な話があります。
WACAは2027年度からの資格制度改定を発表しており、その内容を見ると、いまのように「講座を受けるか、独学か」を自由に選べる仕組み自体が、なくなる方向で検討されています。
協会の案では、2027年度からウェブ解析士の認定は「演習・試験・テキスト・レポート」の4要素をすべて完了する統合型に一本化される見込みです。演習が組み込まれるということは、実質的に講座に相当する学習が標準になるということです。現在の「試験のみ17,600円」で独学合格するルートは、2026年度末で廃止される方向とされています。
つまり、「講座を受けるか独学か」を自分で選べるのは、2026年度が最後になる可能性が高いということです。独学で安く取りたい人も、講座でじっくり学びたい人も、選択の自由があるうちに動いておくのが得策です。
なお、この改定内容は協会が「協議中」としており、最終確定ではありません。最新の状況はウェブ解析士協会公式サイトでの確認をおすすめします。
迷うなら、講座は「損しない選択」です
ウェブ解析士の認定講座は必須ではありません。実務経験があり、自力で読み進められる人なら、独学で十分に合格できます。
一方で、未経験の人、質問できる環境がほしい人、一人だと続かない人、そして「落ちるのが怖い」人にとっては、講座は確実性を買う手段になります。再受験のコストや、独学で溶かす時間を考えれば、講座を受けて損をすることはまずありません。
そして2027年度からは、この「選べる自由」自体がなくなる見込みです。自分に合った取り方を選べるうちに、一歩を踏み出してください。ウェブ解析士認定講座の詳細・申し込みはこちら(公式サイト)。
「そもそも自分に必要な資格なのか」から考えたい方は、こちらもどうぞ。


