ウェブ解析士の公式テキストには、PDF版と書籍版の2種類があります。価格はPDF版が4,400円、書籍版が8,800円(いずれも税込)。同じ内容で、ちょうど倍の差があります。
先に結論をお伝えします。試験を受けるつもりなら、PDF版一択です。試験中にキーワード検索が使えるかどうかで、当日の戦い方がまるで変わるからです。
この記事では、2つの違いと選び方に加えて、買ったあとに知らないと困るダウンロードの制限、そして試験当日のセッティングまでお伝えします。私が実際に独学で合格したときのやり方も含めて、順に見ていきましょう。
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公式テキストは2種類。価格と入手先が違います
まず全体像を整理します。2026年版(第17版)の場合はこうなっています。
| PDF電子版 | 書籍版 | |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 4,400円 | 8,800円 |
| 入手先 | ウェブ解析士協会の公式ショップ | Amazon(オンデマンド印刷) |
| 形式 | PDFファイル | ペーパーバック |
| 試験中の検索 | できる | できない |
| 書き込み | 印刷すれば可能 | そのままできる |
ページ数は405ページ。内容はどちらも同じです。なお、一般の書店では買えません。2020年版までは書店にも並んでいましたが、いまは公式ショップかAmazonの2択です。
Amazonで売られている書籍版は、非公式の転売品ではなく協会が案内している正規のルートです。ただし価格は倍になります。
どちらを買うべきか:試験を受けるならPDF版
ここが一番の判断ポイントです。価格差だけで選ぶと失敗します。
試験中にキーワード検索が使える
ウェブ解析士認定試験は、公式テキストを見ながら解答できます。そして2026年からは60分で60問、1問あたり約1分という配分です。
この時間で紙のテキストをめくって探すのは、正直きびしいです。PDFなら用語を打ち込んで一発で該当箇所に飛べます。持ち込み可の試験で検索機能が使えるかどうかは、決定的な差になります。
紙で読みたい人は、PDFを印刷すればいい
「画面だと頭に入らない」という方もいると思います。私もそのタイプです。ただ、それを理由に書籍版を選ぶ必要はありません。PDF版を買って、自分で印刷すればいいからです。
あみりえ私は紙ベースじゃないとあまり頭に入らないタイプなので、PDFを買って全部印刷しました。ホチキスで章ごとに分冊にして、そこに付箋を貼って書き込みながら読んでいました。結果的に、検索できるPDFと書き込める紙の両方が手元にある状態になって、これがすごく良かったです。
ただし405ページあるので、印刷代はそれなりにかかります。「PDFのほうが必ず安い」とは言い切れないので、そこは了解のうえで選んでください。それでもPDF版を推すのは、試験本番で検索が使えるからです。
受験を決めているなら、迷わずPDF版でいいと思います。公式テキストの詳細・購入は協会の公式サイトから確認できます。
PDF版を買う前に知っておきたい3つの制限
ここは知らないと困る部分なので、購入前に目を通しておいてください。
ダウンロードは2回まで
購入後、登録したメールアドレスに「ウェブ解析士テキストダウンロード」という差出人でメールが届き、本文のリンクからPDFを受け取ります。このダウンロードは2回が上限です。
何度でも落とせるわけではないので、受け取ったファイルは必ず保管してください。パソコンの買い替えを予定している方は特に注意です。
iPhone・iPadでのダウンロードは避ける
これは意外と知られていません。協会はiPhoneおよびiPadからのダウンロードで不具合が生じる場合があるとして、それ以外のデバイスを推奨しています。
ダウンロードは2回までなので、ここで失敗すると残り1回になります。受け取りはパソコンで行い、そこから他の端末に共有するのが安全です。また、ブラウザの広告ブロック機能が有効だとダウンロードページが正しく表示されないことがあるので、うまくいかないときは一度オフにしてみてください。
印刷は自分と2親等まで
印刷して使うことは認められていますが、利用範囲は購入者本人と2親等までの親族に限られます。それを超える第三者への再配布や共有は禁止です。
協会は、データの再配布が判明した場合、会員資格の停止や失効につながる可能性があると明記しています。職場の同僚と分け合う、といった使い方はできません。せっかく取った資格を失っては元も子もないので、ここは守ってください。
試験当日のセッティングが、実は一番大事
テキストをどう用意するかと同じくらい、当日どう配置するかで結果が変わります。ここは実際に受けてみて強く感じた部分です。



試験が始まる前に、ブラウザのタブでPDFを開いておきました。私はPCとモニターを普段使っているので、PC側にPDF、モニターに問題にしました。それとGA4のログインも先に済ませてセッティング完了の状態にしておきます。手元には印刷したテキストも置いておきました。これをやっておくと、本番で慌てずに済みます。
ポイントは3つです。
- PDFを別タブで開いておく:試験中にファイルを探す時間をなくす
- GA4にログインしておく:実際にデータを見て答える問題が出るため
- 印刷したテキストを手元に:検索で出ない内容は紙でめくったほうが速いことがある
1問1分の試験で、ログインや画面の準備に数分使うのは致命的です。始まる前に整えておきましょう。
市販の参考書は買わなくていい
「公式テキスト以外に、わかりやすい参考書はありませんか」という疑問もよく見かけます。
結論としては、公式一択です。試験は公式テキストの内容から出題されるので、市販の類書を先に買っても遠回りになります。書店に並んでいるウェブマーケティングの本は、内容が重なっていても出題範囲とは一致しません。
買うとしたら順番が逆です。まず公式テキストを一通り読んで、自分がどの章に弱いかを把握してから、その分野の本で補強する。これならお金も時間も無駄になりません。
公式問題集はセットで買っておく
参考書は不要ですが、公式問題集は別です。こちらは公式テキストに連動して作られているので、理解度の確認に使えます。私も購入しました。
問題集の読者特典として、掲載問題をスマホで解けるWebアプリも用意されています。利用には会員登録が必要ですが、移動中の学習には便利です。
無料で手に入る方法はある?
正直にお答えすると、これから受験する年は、無料で手に入れる方法はありません。割引クーポンもないので、4,400円は必要な出費と考えてください。
ただし、ここから先が知っておく価値のある話です。合格して年会費を払い資格を維持していれば、翌年からは最新版テキストPDFを無料でダウンロードできるクーポンがもらえます。
テキストは毎年1月に改訂されますが、有資格者は毎年買い直す必要がありません。つまり自腹で買うのは最初の1回だけ、ということです。
旧年度のテキストでは受験できません
安く済ませたい気持ちから、前の年のテキストを探す方もいます。ですが昨年までのテキストで受講・受験することはできません。
カリキュラムは毎年1月に一新されます。2026年版は全9章から全8章に再編され、生成AI関連の内容が各章に統合されました。構成そのものが変わっているので、旧版では問題集の参照ページも合わなくなります。
購入時は、必ず受験する年の年度表記を確認してください。
テキストを自分で選べるのは2026年度まで?
最後に、これから買う方に関わる話をひとつ。
WACAは2027年度からの資格制度改定を発表しており、演習・試験・テキスト・レポートを一体化した統合型への一本化が検討されています。テキスト代も統合パッケージに含まれる見込みです。
そうなると、「テキストだけ先に買って、自分のペースで読み進める」という今のやり方ができなくなる可能性があります。まだ協議中の案ですが、テキストを自分で選んで買えるのは2026年度が最後かもしれません。
まとめ:PDF版を買って、必要なら印刷する
ウェブ解析士の公式テキストは、PDF版4,400円と書籍版8,800円の2種類。試験を受けるなら、キーワード検索が使えるPDF版を選んでください。紙で読みたい方は、印刷すれば両方の良さを取れます。
買ったあとは、ダウンロード2回の上限とiPhone・iPadでの不具合に注意。受け取りはパソコンで行うのが安全です。私はMacBookとWindowsにしました。
そして当日は、PDFをタブで開き、GA4にログインした状態でスタートを迎えましょう。
テキストが手元に届けば、勉強は今日から始められます。公式テキストの詳細・購入はこちら(公式サイト)。
テキストが届いたら、次は勉強の進め方です。私が約2ヶ月で合格したときの手順はこちらにまとめています。
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